2018年インビザライン
アジアパシフィックサミットに
参加しました
こんにちは、総院長の東海林です。渋谷矯正歯科グループのクリニックも増え、ここのところ忙しくしていましたが、5月31日から6月2日にかけてシンガポールで開催された「2018年インビザライン アジアパシフィックサミット」に横浜駅前歯科・矯正歯科 分院長の田中と新宿矯正歯科 分院長の久村と参加してきました。
このサミットはマウスピース型矯正システムの「インビザライン」で知られるアライン・テクノロジー社がアジア・太平洋地域のインビザラインドクターを対象に開催したもので、 昨今のマウスピース矯正の動向やニュースの発表、講演やセッションに加え、各国の矯正歯科医たちの症例ディスカッションなども設けられる学術的な会合です。
このような場では新たな技術や機器を実際に手に取り、詳しい説明が聞けるのも嬉しいところです。新しい口腔内スキャナのiTeroElement2やシステムのアップデートを確認するという目的ももって会場へ足を運びました。
アジアでのサミット開催は2回目となり、会場はあの「マリーナベイサンズ(Marina Bay Sands)」。アライン・テクノロジー社の勢いを感じさせる華やかな場でしたが、矯正歯科医としてこのサミットには参加するメリットがとても多いと考えています。
というのも、モンゴロイドは歯並びの「アーチ」が他の人種に比べて浅いため、すべての歯が並びきらず、凸凹が目立つ乱杭歯や八重歯などの不正咬合の割合が高いことが特徴です。
欧米地域のセッションでは新しい技術や各ドクターの創意工夫など、学ぶことが多いのですが、症例はどうしても欧米人中心となり、私たちなりに日本での治療へどう還元していくかを考える必要があります。アジア地域で開催された今回のサミットでは、アジア各地からの症例が集まる貴重な場であり、今回の参加は大変有意義なものとなりました。
もちろん、マウスピース矯正治療中心の話なのですが、舌側矯正へも生かすことのできる気付きがありました。渋谷矯正歯科グループのマウスピース矯正クリニックでは、以前から抜歯を伴うマウスピース矯正治療も行っていますが、海外でも症例が増えてきており、今後、難症例でもマウスピース矯正治療が積極的に選択されるようになりそうです。
今までは症状によって制限されていた治療方法が可能になれば、患者さんの選択肢が増えることになり、患者さんのライフスタイルや希望をより尊重することができます。ただし、マウスピース矯正にはマウスピース矯正の、舌側矯正には舌側矯正の良いところがあり、私たちドクターはそれを把握した上で治療を提供する必要があると感じています。
サミットの最終日はパーティーにて会場の雰囲気を楽しむとともに、様々なドクターと交流しました。女子チームは完全に場に馴染んでいますね(笑)。渋谷矯正歯科グループが目指すクリニック像や日々の治療について、分院長たちとゆっくり語り合えたのも、このような機会ならでは、でした。
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