矯正途中での引っ越しに
転院制度ご存知ですか?
みなさんこんにちは、総院長の東海林です。ここのところ、新しいクリニックのご報告が続いていましたが、今日は渋谷矯正歯科グループの「転院制度」についてお話します。
「引っ越しの可能性があると、矯正治療を受けるのは難しいでしょうか?」
「矯正治療を始めたいけど、転勤の可能性がある…」
カウンセリングで、患者さまからこんな質問や相談を受けることがあります。
歯列矯正の治療期間は全体矯正で1年半〜2年半かかります(期間は症状によります)。
この治療期間中は同じ医院に通院して治療を行うのが理想ですが、やはり短くない治療期間なので、「転勤によりやむを得ず治療を途中で中止してしまった」、「期間中に引っ越しを予定しているので矯正治療をあきらめた…」という患者さまは実は多いのです。
どこでも矯正治療を続けられるように
引っ越しなどで治療が続けられなくなった場合、別の医院で治療を引き継ぐ「転院」が必要となりますが、矯正治療の転院には以下のような問題があります。
- 医院によって治療の方針や扱う装置が異なる
- 検査や治療をいちからやり直すことがある
- 治療引き継ぎのための資料・データは有償の場合もある
- 通っていた歯科に支払った費用が返金されない
- 新たに通う歯科で再び矯正治療費がかかる
このように、治療を続けたくても患者さまに金銭面の負担や手間がかかってしまう事が多いのが現状です。
以前から私はこの問題が気になっており、せめて国内だけでも、どこにいても同じ矯正治療が受けられるような体制を作りたいと(本気で)考えていました。せっかく治療を始めたのに、クリニックの連携が取れないだけで患者さまの負担が増えてしまうのは悲しいことです。治療が中断されてしまうことも、矯正歯科医として見過ごせません。
もちろん、「どこにいても」というのは厳密に言えば難しいことでしょう。
けれども、その想いを実現させる手始めとして、主要な都市部に渋谷矯正歯科グループのクリニックをひとつ、またひとつと開院してきました。
現在では全国の渋谷矯正歯科グループ矯正院を合わせると11院。
そして、それぞれのクリニック間では、矯正治療中に医院を移った場合でも患者さまがスムーズに治療を続けられるようにサポートを行う「転院制度」を設けるまでに至りました。
札幌・仙台でも渋谷グループの治療が続けられます
このように、渋谷矯正歯科では患者さまのライフスタイルに可能な限り寄り添いたいという考えから、グループ直接経営の矯正歯科を各地域にオープンしています。
昨年12月から今年4月にかけては、札幌大通歯科・矯正歯科、仙台歯科・矯正歯科というふたつの矯正クリニックを、続けてオープンいたしました。
患者さまには、関東・福岡・大阪・札幌・仙台の地域間で転院制度を利用いただけるようになりました。まだまだ、患者さまの希望に”ぴったり”と寄り添うところまでは行っていないかもしれませんが、転勤や進学の予定があるけれど、矯正治療を始めたい方、ぜひ渋谷矯正歯科グループにご相談ください。
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