第4期J-Projectオンラインセミナーに
参加しました
こんにちは。
総院長の東海林です。
お久しぶりのブログとなりました。先日、当院ドクターと共にセミナーを受講しました。
第4期J-Projectオンラインセミナー
口腔外科と連携したハイブリッド矯正歯科治療
ーTADsを組み入れた矯正臨床の長期評価と最新情報
というオンラインセミナーを受講いたしました。
ざっくり言いますと、外科矯正についての勉強です。
外科矯正とは手術も伴う矯正治療のことです。
矯正治療はきれいに歯並びを整えるだけではなく、噛み合わせや顎の骨格も治していきます。
その際に、手術が必要な場合があるのです。
外科矯正を伴う治療の場合基本の流れは
まず術前矯正で歯並びを整える外科手術のための準備期間があります。
この期間の矯正治療は反対咬合の場合はもっと下顎を前に出していくような、
見た目に関してはちょっと悪化するような形で準備していくことになります。
これも最終的な治療を目標とした大切なステップとなります。
この準備期間を経て手術を行い、術後の矯正で歯並びを最終的に整えていきます。
この術前矯正というのはなかなか期間が長いのですが、その部分をなくしたサージェリーファーストという外科矯正方法もあるのです。
はじめに外科手術を行い、その後に歯並びを整えていきます。
今回受講したセミナーは矯正治療歴50年の大ベテランである先生菅原準二先生、そして長坂浩先生による口腔外科との連携による矯正治療のセミナーでしたが、
菅原先生はそのサージェリーファーストの第一人者です。
当院でもサージェリーファーストによる矯正治療を行っておりますが、
近年その治療を行う機会も増えてまいりました。
今回、そのサージェリーファーストについてもすこしお話させていただきます。
サージェリーファーストとは
サージェリーファーストとは骨格的に問題があり外科手術が必要な場合に行う矯正治療方法の一つです。
その名の通りサージェリー(手術)をファースト(はじめ)に行ってから、歯並びやかみ合わせの改善を行います。
サージェリーファーストのメリット
治療期間が短くなる
今までの外科矯正治療では術前矯正という手術前にも矯正治療が必要でした。
しかしサージェリーファーストでは、術前矯正期間がないので治療期間が短くなります。
見た目の改善が早い
今までの外科矯正治療の場合は1~2年かかる術前矯正期間には、見た目が改善することはありません。
それどころか、手術のためにどうしても見た目は悪化した状態になる可能性もあります。
サージェリーファーストならまずは手術を行うため、骨格的な問題があった見た目が早く改善されます。
治療の自由度が高い
外科矯正の場合、保険適用となる治療も多くあります。
しかし保険適用となる場合は従来の術前矯正が必要な治療方法、術前術後矯正の矯正方法の選択肢がないことなど制限は多くあります。
サージェリーファーストは保険適用外の自費治療であるため自由度が高い治療が可能です。
当院のように、サージェリーファーストから舌側矯正を組み合わせる治療は見た目の改善が早くできる上に、矯正治療中に矯正の見た目が目立ってしまうというお悩みも解決できます。
サージェリーファーストのデメリット
術後の噛み合わせが不安定
従来術前矯正はなぜ行っていたかというと、術後噛み合わせがなるべく安定するようにというのも理由の1つにあります。
そのため、サージェリーファーストで行うと術後の噛み合わせは不安定になります。
だいたい3~4ヶ月くらいで改善されてきますが、しばらくは食事がすこし大変になります。
やわらかいものを食べるように工夫しながら過ごしましょう。
対応できる歯科医院がかぎられる
サージェリーファーストはどこでも対応できる治療方法ではありません。
高度な知識や技術レベルが必要となります。これは舌側矯正にも同じようなことが言えます。
しかし当院ではサージェリーファーストも舌側矯正に関しても経験豊富なドクターやスタッフが在籍しております。
外科手術は提携医療機関で行うことで、スムーズでクオリティの高い治療を行えるようになっております。安心してご相談ください。
サージェリーファーストはこんな方におすすめ
サージェリーファーストは見た目の改善を早く行いたい方や、矯正治療中も見た目に配慮してすすめたいという方におすすめです。
手術を伴うことで傷跡が残ってしまうのでは…と心配な方もいらっしゃるでしょう。
どうしても傷はできますが全てお口の中なのでお顔などが傷つくことはありません。
またお口の中の傷に関してもお話をしたりお口をあけたりしたところで、目立つような場所にはないりませんのでご安心ください。
またさらに見た目に気付かれにくく歯並びを整えたいという場合、当院では舌側矯正も可能です。お気軽にご相談ください。
今までは対面のセミナーが多かったところ、近年はオンラインセミナーがほとんどとなってきました。
様々な都合で諦めていたセミナーも、オンラインなら診療後に参加できることも多くとても助かりますね。
今後も日々積極的に日々研鑽を続け、患者様へより良い治療を行えますよう努めてまいります。
お読みいただきありがとうございました。次回もお楽しみに。
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